ATMARPD(8) FreeBSD システム管理者マニュアル ATMARPD(8)
名称
atmarpd − ATMARP/SCSP インタフェースデーモン |
書式
atmarpd [−d] [−l 〈log_file〉] 〈net_intf〉 ... |
解説 |
atmarpd ユーティリティは、 Host ATM Research Platform (HARP) ネットワーキ ングソフトウェア用に、カーネル内の ATMARP サーバと SCSP デーモンとの間の インタフェースを提供します。 atmarpd ユーティリティは ATMARP キャッシュを カーネルから定期的に読み込み、更新されたエントリを scspd(8) に渡すことに より、リモートサーバに伝播させます。 atmarpd はまたリモートサーバが scspd(8) へ送った更新エントリを受け取り、新規エントリと、現在のエントリよ りも新しいエントリを、カーネル内の ATMARP キャッシュにインストールしま す。 ATMARP キャッシュが同期される前に、 atmarpd と scspd(8) の両方が走行 している必要があります。 atmarpd が実行を開始すると、自己に与えられたコマンドラインを解析し、バッ クグラウンドに移行します。 コマンドラインオプションは次の通りです: |
−l 〈log_file〉
ログメッセージをシステムのログではなく 〈log_file〉 という名 前のファイルに書き込むように、 atmarpd に指定します。 −d 〈net_intf〉 シグナル処理 |
次のシグナルを使用して atmarpd を制御できます: |
SIGINT
デバッグ情報をファイルにダンプします。 SIGINT を受信すると、 atmarpd は制御ブロックのサマリをテキストファイルにダンプします ( 関連ファイル参照)。 関連ファイル |
/tmp/atmarpd.〈pid〉.〈seq〉.out
デバッグ情報をダンプするファイルの名前です。 atmarpd ユーティリ ティが SIGINT シグナルを受信すると、制御ブロックのサマリをこの ファイルに書き込みます。 〈pid〉 はデーモンのプロセス ID であり、 〈seq〉 はダンプがとられるごとに増えるシーケンス番号です。 関連項目 |
Classical IP and ARP over ATM, RFC 1577. Classical IP and ARP over ATM, RFC 2225. Server Cache Synchronization Protocol (SCSP), RFC 2334. A Distributed ATMARP Service Using SCSP, draft−ietf−ion−scsp−atmarpd−00.txt.
バグ
あるネットワークインタフェースに対し複数の atmarpd のインスタンスが同時に 実行されると、予測できない結果となります。 バグは 〈harp−bugs@magic.net〉 に報告してください。 |
COPYRIGHT
Copyright (c) 1994-1998, Network Computing Services, Inc. |
作者
John Cavanaugh, Network Computing Services, Inc. |
謝辞
本ソフトウェアは、 Defense Advanced Research Projects Agency (DARPA) の協 力により開発されました。 |
日本語訳
堀川和雄 〈horikawa@jp.FreeBSD.org〉 FreeBSD 10.0 August 4, 1998 FreeBSD 10.0 |