TUNEFS(8) FreeBSD システム管理者マニュアル TUNEFS(8)
名称
tunefs − 既存のファイルシステムをチューンする |
書式
tunefs [−A] [−a enable | disable] [−e maxbpg] [−f avgfilesize] [−L volname] [−l enable | disable] [−m minfree] [−n enable | disable] [−o space | time] [−p] [−s avgfpdir] special | filesystem |
解説 |
tunefs ユーティリティは、ファイルシステムのレイアウト方針に影響する動的な パラメータを変更するために使います。 tunefs ユーティリティは、動作中の ファイルシステムに対しては使用できません。動作中のファイルシステムを変更 するには、読み取り専用にダウングレードするか、アンマウントする必要があり ます。 変更するパラメータは以下のフラグで指定します: |
−A
ファイルシステムはスーパブロックのバックアップをいくつか持ってい ます。このオプションを指定すると、全てのバックアップの内容はプラ イマリスーパブロックと同じく変更されます。これはかなりの危険を秘 めています。実行する時は気をつけて下さい。 −a enable | disable −d rotdelay −e maxbpg −f avgfilesize −L volname −l enable | disable −m minfree • 5% 以下にすると常に最適化は space 優先になってしまい、ファイ ル書き込みのオーバヘッドがかなり増えます。 • 予約分を含んだトータルの空きスペースが 15% を割り込むと、ファ イルシステムがフラグメントを避ける能力が減少します。空きス ペースが 0 に近付くと、10% のしきい値を設けた場合と比較し、性 能が最大 3 倍まで落ちてしまいます。 もしこの値を現在の空き領域より大きな値に引き上げると、ファイルを 削除してその値を満たすだけの空き領域を用意するまで、ユーザはファ イルを作成することができなくなります。 −n enable | disable −o space | time −p −s avgfpdir 前述のフラグのうち 1 個は必須です。 関連ファイル |
/etc/fstab
これを読み取ることで、指定されたマウントポイントに対応するデ バイスファイルを決定します。 関連項目 |
M. McKusick, W. Joy, S. Leffler, and R. Fabry, " A Fast FileSystem for UNIX", ACM Transactions on Computer Systems 2, 3, pp181-197, August 1984, (reprinted in the BSD System Manager’s Manual,SMM:5).
バグ
本ユーティリティは、動作中のファイルシステムに対しても動作すべきです。 ファイルシステムをチューンする事はできても、ファイルの中身まではチューン できません:-) |
歴史
tunefs ユーティリティは 4.2BSD から登場しました。 FreeBSD 10.0 May 18, 2002 FreeBSD 10.0 |