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USBD(8) FreeBSD システム管理者マニュアル USBD(8)

名称

usbd − USB の 抜き差しを管理する

書式

usbd [−c configfile] [−d] [−e] [−f device] [−n] [−t timeout] [−v]

解説

usbd ユーティリティは USB 機器の取り付けと取り外しを扱います。これは 2 つ のことを行います。まず /dev/usb0, /dev/usb1 等のオープンを通じ、接続され たハブからの変更要求をカーネルが処理するようにします。この機能は、カーネ ルがカーネルスレッドを持つ場合には取り除かれます。 (複数の) −f device コ マンド行オプションは、どのコントローラを処理するかを指定します。通常本オ プションは不要です。

‘‘usb’’, ‘‘ohci’’, ‘‘uhci’’ のモジュールがロードされていない場合、 usbd はこれらを自動的にロードします。

第 2 の部分は、USB デバイスの着脱です。デバイス /dev/usb がオープンされ、 イベントがここから読み込まれます。デバイス着脱時には、 /etc/usbd.conf か ら読み込まれたアクションリストが、マッチするエントリに対して検索されま す。見付かると、対応するアクションが実行されます。

コマンド行オプションは次の通りです:

       −c filename

設定ファイルの名前です。デフォルトは /etc/usbd.conf です。

−d
標準出力へのデバッグ情報を有効にします。また制御端末を切り放しま せん。

−e
1 回だけデバイスツリー探査を行い、イベントキューを操作せずに終了 します。

−f device
USB コントローラデバイスファイルのパス名を指定します。 1 つより多 くの USB コントローラを見るには、このフラグを繰り返せば良いでしょ う。デフォルトは /dev/usb0 から /dev/usb3 です。デバイス /dev/usb をここで使用しないでください。これはイベントのみで使用されます。

−n
/dev/usb のイベントを処理しません。

−t timeout
接続または切断による刺激なしに引き起こされる探査までのタイムアウ ト間隔 (秒) を設定します。タイムアウトに 0 を設定すると、タイムア ウトしないことを意味します。デフォルトは 30 です。

−v
冗長になります。フラグを繰り返すと usbd がより冗長になります。

関連ファイル

       /etc/usbd.conf

/dev/usb
/dev/usb0
/dev/usb1

関連項目

usb(4), usbd.conf(5)

歴史

usbd ユーティリティは NetBSD 1.4 で登場しました。

作者

usbd ドライバは Lennart Augustsson ⟨augustss@carlstedt.se⟩ は NetBSD プロ ジェクト用に記述しました。 usbd のイベントキュー処理は Nick Hibma ⟨n_hibma@FreeBSD.org⟩ が追加しました。

FreeBSD 10.0 July 12, 1998 FreeBSD 10.0

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