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[[CPU]]は、パソコンの頭脳にあたるパーツです。ここが遅いと、全体の処理が遅くなります。 | [[CPU]]は、パソコンの頭脳にあたるパーツです。ここが遅いと、全体の処理が遅くなります。 | ||
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;Core i7:オンラインゲームや3Dゲームをバリバリやったり、動画などのエンコードや動画編集をバリバリやる人向けのCPUです。VMをガンガン動かして、モリモリ開発などをしたい人にも向いてます。 | ;Core i7:オンラインゲームや3Dゲームをバリバリやったり、動画などのエンコードや動画編集をバリバリやる人向けのCPUです。VMをガンガン動かして、モリモリ開発などをしたい人にも向いてます。 | ||
;Core i5:それなりにゲームやエンコードをするなど、それなりにパワーが欲しい人向けの[[CPU]]です。 | ;Core i5:それなりにゲームやエンコードをするなど、それなりにパワーが欲しい人向けの[[CPU]]です。 | ||
;Core i3:ブラウジングやメール、多少、表計算ソフトやワード的なドキュメント作成ソフトが使えれば良い人向けの[[CPU]]です。 | ;Core i3:ブラウジングやメール、多少、表計算ソフトやワード的なドキュメント作成ソフトが使えれば良い人向けの[[CPU]]です。 | ||
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CPUの世代が変わるといろいろなものが変わっていきます。スピードが速くなったり、キャッシュサイズが代用緑化されたり、高速化や効率化のための命令セットが追加されたり、仮想化技術などが追加されるといった具合に進化します。 | CPUの世代が変わるといろいろなものが変わっていきます。スピードが速くなったり、キャッシュサイズが代用緑化されたり、高速化や効率化のための命令セットが追加されたり、仮想化技術などが追加されるといった具合に進化します。 | ||
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− | ;論理コア数(HTT): | + | ;論理コア数(HTT):論理的なCPUのコア数を増やすテクノロジーで、インテルによると<u>パフォーマンスが15-30%程度上がる</u>と言われています。 |
− | ;動作クロック: | + | ;動作クロック: <u>数字が高ければ高いほど、高速に動作します</u>。ただし、それにともなって、発熱量や消費電力も増えていきます。 |
;L3キャッシュサイズ:キャッシュサイズが大きいほど、キャッシュミスが減るので、低速な[[メモリ]]へのアクセスを減らすことができます。キャッスミスが起きると、遅いメモリからデータを読み出さなければならないため、[[CPU]]がデータを待たなければならなくなります。 | ;L3キャッシュサイズ:キャッシュサイズが大きいほど、キャッシュミスが減るので、低速な[[メモリ]]へのアクセスを減らすことができます。キャッスミスが起きると、遅いメモリからデータを読み出さなければならないため、[[CPU]]がデータを待たなければならなくなります。 | ||
+ | == 型番末尾のK, S, T , 無印の違い == | ||
+ | Core iシリーズの[[CPU]]の型番につけられている末尾のアルファベットに意味があります。 | ||
+ | 型番の例は、以下の通りです。 | ||
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+ | ;T:超省電力版のCPUです。Sよりも省電力です。デスクトップパソコンに搭載されて販売されていることがあります。 | ||
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+ | 前述しましたが、[[CPU]]の型番末尾のアルファベットは、以下の順番に性能が高いです。 | ||
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== 第4世代 HaswellのCore i7とi5とi3の違い == | == 第4世代 HaswellのCore i7とi5とi3の違い == | ||
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Intel CPUのラインナップは、以下の通りです。上の[[CPU]]ほど価格が高く、性能が高くなっています。 | Intel CPUのラインナップは、以下の通りです。上の[[CPU]]ほど価格が高く、性能が高くなっています。 | ||
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[[CPU]]は、モデルごとに最大何ワットの発熱をするか、熱設計電力(TDP)という数字を設定しています。マルチスレッドを想定していないプログラムを実行したときに、CPUパッケージ全体で、発熱上限までに余裕ができます。ターボブーストは、負荷が集中したときに、特定の1つ以上のコアのクロックをあげて、処理性能を上げる機能です。 | [[CPU]]は、モデルごとに最大何ワットの発熱をするか、熱設計電力(TDP)という数字を設定しています。マルチスレッドを想定していないプログラムを実行したときに、CPUパッケージ全体で、発熱上限までに余裕ができます。ターボブーストは、負荷が集中したときに、特定の1つ以上のコアのクロックをあげて、処理性能を上げる機能です。 | ||
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== インテルのCPU == | == インテルのCPU == | ||
* [[Intel 第5世代Coreプロセッサー Broadwell]] | * [[Intel 第5世代Coreプロセッサー Broadwell]] | ||
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* [[Intel Virtualization Technology]] | * [[Intel Virtualization Technology]] | ||
* [[SSE]] | * [[SSE]] | ||
+ | == まとめ == | ||
+ | * 3D などのゲームをガンガンやる、動画をエンコードしまくる、などの用途なら、{{as|Intel Core i7|Core i7}}が良いでしょう。 | ||
+ | ** とにかく良い[[CPU]]が欲しいなら 型番に '''K''' が付くものを選びましょう。 | ||
+ | * そこそこゲームやエンコードをするような、そこそこパワーが欲しい人は、{{as|Intel Core i5|Core i5}}が良いでしょう。 | ||
+ | * ウェブサイトを少しみて、メールをちょっと読み書きして、表計算ソフトやワードなどの{{as|Microsoft Office|オフィス}}製品で資料作成ができれば良い人は、{{as|Intel Core i3|Core i3}}が良いでしょう。 | ||
+ | * 電気代が気になる、消費電力をとにかく少なくしたい人は、型番に 省電力版の '''S''' もしくは、超省電力版の'''T'''を選びましょう。 | ||
+ | == インテルのCPUを購入する == | ||
+ | {{search|Intel CPU}} | ||
+ | == 売れ筋CPUを購入する == | ||
+ | {{search|Intel Core i7 6700K}} | ||
+ | {{search|Intel Core i5 6500K}} | ||
== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||
* [[CPU]] | * [[CPU]] | ||
+ | * [[マザーボード交換時の注意点]] | ||
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2017年8月11日 (金) 10:16時点における最新版
Intel(インテル)のCPUには、いろいろと種類があり、スペックに違いがあります。Core i7, Core i5, Core i3と数字が微妙に違う名前のCPUがあります。また、それぞれのCPUは、世代によっても少しずつ変化しています。主に、コア数やHTT(ハイパースレッドテクノロジー)のあるなしや消費電力などの違いがあります。
読み方
- Intel
- いんてる
- Core i7
- こあ あいなな、こあ あいせぶん
目次
概要
IntelのCoreシリーズが誕生する前は、Core 2 Duo や Core 2 Quad の時代があり、その前は、Pentium(ペンティアム)シリーズが活躍していました。
Core i7, Core i5, Core i3とは、インテルのCPUのブランド名です。
CPUは、毎年のように新しい世代のCPUが発表されます。新しい世代では、新しい機能や性能を提供してくれます。
ここでは、インテルのCPUの Core シリーズに存在する i7, i5, i3 の違いについて説明します。
CPUの選び方
CPUは、パソコンの頭脳にあたるパーツです。ここが遅いと、全体の処理が遅くなります。 パソコンでは、
の3つが特にパソコンの性能を決定付けます。
同世代のi7,i5,i3のCPUは、以下の順番で性能が高いです。
i7 > i5 > i3 > Pentium Dual-Core > Celeron Dual-Core
また、後述するCPUの型番末尾のアルファベットは、以下の順番に性能が高いです。
K > 無印 > S > T
- Core i7
- オンラインゲームや3Dゲームをバリバリやったり、動画などのエンコードや動画編集をバリバリやる人向けのCPUです。VMをガンガン動かして、モリモリ開発などをしたい人にも向いてます。
- Core i5
- それなりにゲームやエンコードをするなど、それなりにパワーが欲しい人向けのCPUです。
- Core i3
- ブラウジングやメール、多少、表計算ソフトやワード的なドキュメント作成ソフトが使えれば良い人向けのCPUです。
CPUの価格
同世代のi7,i5,i3のCPUは、以下の順番で価格が高いです。クロックが高い、キャッシュメモリが大きい、コア数が多いほど、値段が高くなります。
i7 > i5 > i3 > Pentium Dual-Core > Celeron Dual-Core
また、後述するCPUの型番末尾のアルファベットは、性能が高いか、省電力か、で価格が変わってきます。その結果、標準的なCPUが一番、お安くなってきます。
K > 無印 T > S > 無印
CPUの価格は、時価であるため、値段を比較してみてください。
CPU世代が変わると何が変わるのか?
CPUの世代が変わるといろいろなものが変わっていきます。スピードが速くなったり、キャッシュサイズが代用緑化されたり、高速化や効率化のための命令セットが追加されたり、仮想化技術などが追加されるといった具合に進化します。
- クロック周波数
- L3キャッシュ
- 消費電力
- SSE
- Intel Virtualization Technology
Coreシリーズの世代
Coreシリーズには、世代ごとに型番があり、第2世代から4桁の数字がついています。第2世代からは、4桁目の数字が世代を表すようになりました。
世代 | 型番 | 開発コードネーム |
---|---|---|
第8世代 | 8xxx | Coffee Lake |
第7世代 | 7xxx | Kaby Lake |
第6世代 | 6xxx | Skylake |
第5世代 | 5xxx | Broadwell |
第4世代 | 4xxx | Haswell |
第3世代 | 3xxx | Ivy Bridge |
第2世代 | 2xxx | Sandy Bridge |
第1世代 | xxx | Nehalem |
CPUのスペックの差
- コア数
- CPUのコア数が多いほど、マルチスレッドプログラムに有利だったり、複数のプログラムを同時に動かすのに向いています。
- 論理コア数(HTT)
- 論理的なCPUのコア数を増やすテクノロジーで、インテルによるとパフォーマンスが15-30%程度上がると言われています。
- 動作クロック
- 数字が高ければ高いほど、高速に動作します。ただし、それにともなって、発熱量や消費電力も増えていきます。
- L3キャッシュサイズ
- キャッシュサイズが大きいほど、キャッシュミスが減るので、低速なメモリへのアクセスを減らすことができます。キャッスミスが起きると、遅いメモリからデータを読み出さなければならないため、CPUがデータを待たなければならなくなります。
型番末尾のK, S, T , 無印の違い
Core iシリーズのCPUの型番につけられている末尾のアルファベットに意味があります。 型番の例は、以下の通りです。
Core i7 5820K Core i7 4790 (無印) Core i7 4790S Core i7 4790T
- 無印
- 通常版のCPUです。
- K
- 倍率ロックフリーでオーバクロック可能なCPUです。一番性能が良いCPUです。
- S
- 省電力版のCPUです。性能は、通常版よりも低くなります。
- T
- 超省電力版のCPUです。Sよりも省電力です。デスクトップパソコンに搭載されて販売されていることがあります。
前述しましたが、CPUの型番末尾のアルファベットは、以下の順番に性能が高いです。
K > 無印 > S > T
第4世代 HaswellのCore i7とi5とi3の違い
Core i7 | Core i5 | Core i3 | |
---|---|---|---|
ハイパースレッド(HTT) | o | x | x |
コア数 | 4 | 4 | 2 |
論理CPU | 8 | 4 | 2 |
ターボブースト(TB) | o | o | x |
L3 | 8MB | 6MB | 4MB |
- Haswell Core i5-4570T のみ、2コアでHTTが有効です。
Core i7とi5とi3の大雑把な違い
ここでは、大雑把な違いとして記載します。厳密に言えば、いろいろ違うものがあります。
Core i7 | Core i5 | Core i3 | |
---|---|---|---|
ハイパースレッド(HTT) | o | x | x |
コア数 | 4/6 | 4 | 2 |
論理CPU | 8/12 | 4 | 2 |
ターボブースト(TB) | o | o | x |
一部の Core i3 は、HTT がついているものもあります。
IntelのCPUのシリーズ
Intel CPUのラインナップは、以下の通りです。上のCPUほど価格が高く、性能が高くなっています。
CPUシリーズ | 用途 | 価格 |
---|---|---|
Xeon | 企業向け高機能CPU | 高価格 |
Core i7 | 高機能CPU | 高価格 |
Core i7 | 高機能CPU | 高価格 |
Core i5 | 一般向け高機能CPU | 中価格 |
Core i3 | 標準CPU | 低価格 |
Pentium | 低機能CPU | 低価格 |
Celeron | 低機能CPU | 低価格 |
Atom | モバイル向け低性能+低消費電力CPU | 低価格 |
Core i7はネイティブクワッドコア
Core 2 Quad は、クワッドコア(4つのコアを内蔵)したCPUではありましたが、これは、デュアルコアを2つパッケージングしただけのなんちゃってクワッドコアCPUでした。Core i7では、ネイティブクワッドコアとなり、4つのコアが内蔵の3次キャッシュメモリを共有します。
Core シリーズは64bitに対応
Coreシリーズは、64bitのOSに対応しています。
ターボブーストテクノロジー
CPUは、モデルごとに最大何ワットの発熱をするか、熱設計電力(TDP)という数字を設定しています。マルチスレッドを想定していないプログラムを実行したときに、CPUパッケージ全体で、発熱上限までに余裕ができます。ターボブーストは、負荷が集中したときに、特定の1つ以上のコアのクロックをあげて、処理性能を上げる機能です。
マルチスレッドプログラムで、マルチコアを有効に使えるプログラムの場合は、ターボブーストで受けられる恩恵は少なくなります。
インテルのCPU
CPUの技術
まとめ
- 3D などのゲームをガンガンやる、動画をエンコードしまくる、などの用途なら、Core i7が良いでしょう。
- とにかく良いCPUが欲しいなら 型番に K が付くものを選びましょう。
- そこそこゲームやエンコードをするような、そこそこパワーが欲しい人は、Core i5が良いでしょう。
- ウェブサイトを少しみて、メールをちょっと読み書きして、表計算ソフトやワードなどのオフィス製品で資料作成ができれば良い人は、Core i3が良いでしょう。
- 電気代が気になる、消費電力をとにかく少なくしたい人は、型番に 省電力版の S もしくは、超省電力版のTを選びましょう。
インテルのCPUを購入する
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