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* [[マザーボード交換時の注意点]] | * [[マザーボード交換時の注意点]] | ||
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2018年4月19日 (木) 22:22時点における最新版
システムドライブの容量が足りなくなった、写真や動画をためているドライブの容量が足りなくなった、もっと早いディスクが欲しくなった、使っているディスクが突然認識しなくなった(壊れていたらコピーできませんが...)、など、パソコンのHDDやSSDを交換しなければならい事情がいろいろとあります。SSDやHDDは、簡単にコピーして交換できます。システムドライブであっても例外ではありません。ディスクによっては、データ移行ソフトが付属していることもあります。
読み方
- データ移行ソフト
- でーた いこう そふと
目次
概要
ディスクの交換は、以下の手順になります。
- 新しいディスクを手に入れる
- 新しいディスクを接続する
- データをコピーする
- 古いディスクを取り外す
- BIOS/UEFIの設定を変更する(不要な場合もあり)
となります。 システムドライブを交換する場合は、UEFI/BIOSでブートシークエンスの変更が必要になるかもしれません。これは環境によるので、必ずしも必要ではありません。
データ移行に関する単語
ディスクをコピーするソフトウェアやハードウェアでは、データ移行に関しては、いろいろな呼び方があり、以下の用語が使われます。
- データ移行
- コピー
- クローン
- デュプリケーター: コピー専用の機械のことをデュプリケーターと呼びます。
データ移行ソフト、コピーツールはソフトとハードがある
ディスクを交換するときに、
- データをコピーするか、しないか、
- 交換する対象がシステムドライブがデータドライブか
でコピーに使う道具が必要かどうかが決まってきます。
ディスクのコピーは、ハードとソフトの2種類の方法で出来ます。
- コピー・クローンのための専用のデュプリケーターと呼ばれるハードウェアを利用する
- データ移行ソフトを利用する
データドライブを交換する場合
データドライブの場合は、システムの起動に影響をしないので、たいていの場合は、エクスプローラでドライブ内すべてのファイルを選択して、コピーすれば問題ありません。
注意するとすれば、隠しファイルが選択されないとコピーされないといったことがあります。隠しファイルを忘れずにコピーするなら、エクスプローラの設定の変更が必要です。
ハードでドライブをまるごとをコピーするお立ち台
玄人志向 HDDスタンド USB3.0接続 KURO-DACHI/CLONE/U3 パソコンなしでHDDのまるごとコピー機能付き を利用すると、簡単にディスクをコピーできます。
上記の HDD スタンドは、SSDとHDDの両方に対応しています。
玄人志向 HDDスタンドでのコピーの手順の例
コピーの手順は、以下の通りです。HDDとSSDは、基本的に操作は代わりませんが、HDDはスピンアップがあったりするので、それを少し待ってあげるぐらいの対応が必要です。
- スタンドに電源ケーブルだけ接続します。
- USBケーブルは抜きます。
- スタンドにHDD/SSDを挿し込みます。コピー元が1番、コピー先が2番です。
- スタンドの電源を入れます
- HDDの場合、ドライブのモーター起動が安定した頃合いをみてCloneボタンを3秒ほど押します。ディスクによってはモーターが待機状態(停止)になる場合がありますが、動作が正常ならCloneボタンを押せばモーターは自動で再作動します。
- 4つのランプが点灯し、点滅が左右に行ったり来たりしはじめるとクローンが開始されます。
- コピーの進捗が25%ごとに左から順にランプが1つずつ常時点灯します。
- クローンが終了すると4つのランプがすべて点滅し、HDDの場合は、ディスクのモーターが停止します。
- スタンドの電源を切って終了します。
コピー元より小さい容量のドライブへコピーできません。
システムドライブをコピーして新しいディスクに移行する
Windows で言えば、いわゆる、C ドライブがシステムドライブに当たります。システムドライブがないと OS は起動しません。 システムドライブには、ブートマネージャ、OS など、パソコンが起動に必要なソフトウェアが入っています。ブートマネージャー'は、エクスプローラでコピーすることができないため、専用のソフトウェアかコピー専用のデュプリケーター(ハードウェア)が必要になります。つまり、 Cドライブは、新しいディスクにドラッグ・アンド・ドロップでコピーするだけでは、動きません。
データ移行ソフトには、フリーウェアと有償がある
データ移行ソフトには、
- フリーウェア
- 有償
があります。
フリーウェアなら、Easeus Todo Backup などがあります。ただし、無償の場合、フル機能が使えないといった制限があるものがあります。
市販されているソフトウェアなら、Acronis True Image などがあります。
CrucialのSSDは、データ移行ソフトが付属している
CrucialのSSD場合は、Acronis True Image HDのライセンス用のキーが付属しています。True Image HDをウェブでダウンロードし、利用できます。現在のHDDやSSDから簡単に新しいSSDに環境を簡単にコピーできるので、非常に便利です。
わざわざ、ソフトウェアを用意することなく、使えるので非常に便利です。また、ほかのSSDやHDDでも利用できるので、その点も良いです。
データ移行は簡単にできる
新しいSSDを購入したときに、OSを新規で入れるケースと古い環境そのままコピーする、といった選択肢があります。
以下は、CrucialのSSDを購入した場合の例です。OSをそのまま移行したい場合には、以下の手順で移行します。
- 移行元のHDD/SSDはそのままにしておきます。
- パソコンに新しいSSDを接続します。
- 付属の Acronis True Image HD をダウンロードし、インストールします。
- True Image で、古いHDD/SSDから新しいSSDにコピーする設定を行います。
- 自動でOSが終了し、コピーモードになります。コピー元のHDD/SSDが速い場合は、数分でコピーが完了します。
- パソコンの電源を切ります。
- コピーが完了したら、古いHDD/SSDをパソコンから外します。
- パソコンの電源を入れ、BIOS/UEFIで新しいSSDから起動する設定に変更します。
以上で移行の手順は完了になります。
データ移行にかかる時間は?
データ移行にかかる時間は、コピーにどれぐらい時間がかかるか、で決まります。HDDよりSSDのほうが速いため、基本的に、SSDだと時間が短くて済みます。
コピー元のリードのスピード、コピー先のライトのスピードの両方に依存するため、簡単ではありませんが、だいたい、以下の通りです。
- HDD から HDD へ
- かなり時間がかかる
- SSD から HDD へ
- かなり時間がかかる
- HDD から SSD へ
- まぁまぁ時間がかかる
- SSD から SSD へ
- すぐ終わる
SSD から SSD で、Serial ATA 6Gbps がフルに出るような環境であれば、240GB 程度の SSD なら10分もかからないでしょう。 HDD は遅いので、容量があればあるほど、時間が掛かります。4TBのHDDをコピーするのであれば、6時間から10時間は見ておいたほうが良いでしょう。
SATA SSDからM.2 SSD/NVMeにコピーする
Intel SSD 760p SSDPEKKW512G8XT 512GBを買ったのでレビューをご参照ください。