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2013年6月15日 (土) 16:25時点における版

ncat の出力オプションについて説明します。

概要

正確なパイプラインユーティリティのように、 ncat は、標準入力から読み、標準出力へ書き出すのを、入出力をプログラムやファイルへリダイレクトできます。 例外として、ncatが --exec か --sh-exec オプションで使われるとき、サブプロセスがコミュニケーションします。

--output オプション もしくは alias の -o を使うと、すべての送受信のトランスクリプトをファイルに記録します。

ときどき、16進ダンプのほうがプレーンテキストのログよりも便利なことがあります。そういったときは、 --hex-dump (もしくは -x) を使います。

sshのサーバー(sshd) に対して、SMTP を話しかけてみましょう。 入力は、下記の通りです。

% sudo ncat -C --hex-dump ssh-hex.log localhost 22
 
HELLO localhost
% sudo ncat -C --hex-dump ssh-hex.log localhost 22
SSH-2.0-OpenSSH_5.8p2_hpn13v11 FreeBSD-20110503
HELLO localhost
Protocol mismatch.

--hex-dump によって、このセッションをファイルに記録しています。

% cat ssh-hex.log
[0000]   53 53 48 2D 32 2E 30 2D   4F 70 65 6E 53 53 48 5F   SSH-2.0- OpenSSH_
[0010]   35 2E 38 70 32 5F 68 70   6E 31 33 76 31 31 20 46   5.8p2_hp n13v11 F
[0020]   72 65 65 42 53 44 2D 32   30 31 31 30 35 30 33 0D   reeBSD-2 0110503.
[0030]   0A                                                  .
[0000]   48 45 4C 4C 4F 20 6C 6F   63 61 6C 68 6F 73 74 0D   HELLO lo calhost.
[0010]   0A                                                  .
[0000]   50 72 6F 74 6F 63 6F 6C   20 6D 69 73 6D 61 74 63   Protocol  mismatc
[0010]   68 2E 0A                                            h..

それぞれの送信は、分離されてダンプされています。 左端に、カウンターがあります。

関連項目