COL(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル COL(1)
名称
col − 入力から逆行送り (reverse line feed) を取り除くフィルタ |
書式
col [−bfhpx] [−l num] |
解説 |
col ユーティリティは、出力が順方向の行送りと半行送りで正しい順序になるよ うに逆行送り (と半逆行送り) を取り除き、空白をなるべくタブに置き換えま す。これは、 nroff(1) と tbl(1) の出力を処理する場合に便利です。 col ユーティリティは標準入力を読み込み、標準出力に出力します。 オプションには以下のものがあります。 |
−b
バックスペースを出力せず、各桁の位置に最後に書かれた文字だけを表 示します。 −f −h −l num −p −x col が理解できる復帰動作の制御文字とその 10 進値の一覧を以下の表に示しま す。 ESC−7 認識できないすべての制御文字とエスケープシーケンスは捨てられます。 col は、読み込まれた通りに文字セットの移り変わりを記憶し、出力時に文字 セットが正しくなるようにします。 入力が最後に表示された行に戻ろうとすると、 col ユーティリティは警告メッ セージを表示します。 環境変数 |
environ(7) に記述されているように、 LANG, LC_ALL, LC_CTYPE 環境変数は col の実行に影響を及ぼします。 |
診断
ユーティリティ col は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で終了し ます。 |
関連項目
規格
col ユーティリティは Version 2 of the Single UNIX Specification (‘‘SUSv2’’) に適合しています。 |
歴史
col コマンドは Version 6 AT&T UNIX から登場しました。 FreeBSD 10.0 August 4, 2004 FreeBSD 10.0 |