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TABS(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル TABS(1)

名称

tabs − 端末のタブの設定

書式

tabs [n | −a | −a2 | −c | −c2 | −c3 | −f | −p | −s | −u] [+m[n]] [−T type]

tabs [−T type] [+[n]] n1[,n2,...]

解説

tabs ユーティリティは、ハードウェア端末タブの設定をクリアする一連の文字を 表示し、指定した位置へタブを初期化し、オプションでマージンを調整します。

書式の第 1 形式では、タブストップ設定はコマンドラインオプションに依存し、 定義済みのフォーマットのひとつであるか一定間隔のどちらかになります。

書式の第 2 形式では、タブストップ設定は位置 n1, n2 等になります。位置の前 に ‘+’ が付くと、直前の位置設定からの相対になります。 20 を越えた位置は指 定できません。

タブストップをなにも指定しないと、 ‘‘標準’’ の UNIX タブ幅、つまり 8 が使 用されます。

オプションは次の通りです:

n

タブストップを各 n 列に設定します。 n が 0 の場合、タブストップは クリアされ、新規のタブストップは設定されません。

−a
アセンブラフォーマット (列 1, 10, 16, 36, 72)。

−a2
アセンブラフォーマット (列 1, 10, 16, 40, 72)。

−c
COBOL 通常フォーマット (列 1, 8, 12, 16, 20, 55)。

−c2
COBOL コンパクトフォーマット (列 1, 6, 10, 14, 49)。

−c3
COBOL コンパクトフォーマット (列 1, 6, 10, 14, 18, 22, 26, 30, 34, 38, 42, 46, 50, 54, 58, 62, 67)。

−f
FORTRAN フォーマット (列 1, 7, 11, 15, 19, 23)。

−p
PL/1 フォーマット (列 1, 5, 9, 13, 17, 21, 25, 29, 33, 37, 41, 45, 49, 53, 57, 61)。

−s
SNOBOL フォーマット (columns 1, 10, 55)。

−u
アセンブラフォーマット (列 1, 12, 20, 44)。

+m[n], +[n]
n
文字、 n 省略時には 10 文字の左マージンを設定します。

−T type
端末型 type 用のエスケープシーケンスを出力します。

環境変数

LANG, LC_ALL, LC_CTYPE, TERM の環境変数が、 environ(7) の記述通りに、 tabs の実行に影響します。

−T オプションは、 TERM 環境変数の設定に優先します。 TERM も −T オプション も存在しない場合、 tabs は失敗します。

診断

ユーティリティ tabs は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で終了し ます。

関連項目

expand(1), stty(1), tput(1), unexpand(1), termcap(5)

規格

tabs ユーティリティは IEEE Std 1003.1-2001 (‘‘POSIX.1’’) に適合していま す。

歴史

tabs ユーティリティは PWB UNIX に登場しました。この実装は FreeBSD 5.0 で 導入されました。

バグ

現在の termcap(5) データベースは、 ‘ML’ (左ソフトマージンの設定) ケーパビ リティをいかなる端末に対しても定義しません。

FreeBSD 10.0 May 20, 2002 FreeBSD 10.0

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