TABS(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル TABS(1)
名称
tabs − 端末のタブの設定 |
書式
tabs [−n | −a | −a2 | −c | −c2 | −c3 | −f | −p | −s | −u] [+m[n]] [−T type] |
tabs [−T type] [+[n]] n1[,n2,...] |
解説 |
tabs ユーティリティは、ハードウェア端末タブの設定をクリアする一連の文字を 表示し、指定した位置へタブを初期化し、オプションでマージンを調整します。 書式の第 1 形式では、タブストップ設定はコマンドラインオプションに依存し、 定義済みのフォーマットのひとつであるか一定間隔のどちらかになります。 書式の第 2 形式では、タブストップ設定は位置 n1, n2 等になります。位置の前 に ‘+’ が付くと、直前の位置設定からの相対になります。 20 を越えた位置は指 定できません。 タブストップをなにも指定しないと、 ‘‘標準’’ の UNIX タブ幅、つまり 8 が使 用されます。 オプションは次の通りです: |
−n
タブストップを各 n 列に設定します。 n が 0 の場合、タブストップは クリアされ、新規のタブストップは設定されません。 −a −a2 −c −c2 −c3 −f −p −s −u +m[n], +[n] −T type 環境変数 |
LANG, LC_ALL, LC_CTYPE, TERM の環境変数が、 environ(7) の記述通りに、 tabs の実行に影響します。 −T オプションは、 TERM 環境変数の設定に優先します。 TERM も −T オプション も存在しない場合、 tabs は失敗します。 |
診断
ユーティリティ tabs は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で終了し ます。 |
関連項目
規格
tabs ユーティリティは IEEE Std 1003.1-2001 (‘‘POSIX.1’’) に適合していま す。 |
歴史
tabs ユーティリティは PWB UNIX に登場しました。この実装は FreeBSD 5.0 で 導入されました。 |
バグ
現在の termcap(5) データベースは、 ‘ML’ (左ソフトマージンの設定) ケーパビ リティをいかなる端末に対しても定義しません。 FreeBSD 10.0 May 20, 2002 FreeBSD 10.0 |