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SHUTDOWN(8) FreeBSD システム管理者マニュアル SHUTDOWN(8)

名称

shutdown − 指定時刻にシステムを停止する

書式

shutdown [] [

                     −h | −p | −r | −k] [                                           −o [−n]] time [warning-message ...]

解説

shutdown ユーティリティは、自動的にシャットダウンするための手順をスーパ ユーザに提供します。システムがシャットダウンされるときユーザに知らせるの で、こういったお知せを面倒がって行なわないシステム管理者やハッカーやグル といった人々から、ユーザを救います。

以下のオプションを使用可能です:

       −h

time で指定された時間にシステムを停止します。

−p
time
で指定された時間にシステムを停止し、電源をオフします (ハード ウェアサポートが必要です)。

−r
time
で指定された時間にシステムを再起動します。

−k
全ユーザを追い出します。 −k オプションは実際にはシステムを停止し ませんが、マルチユーザシステムのままでスーパユーザ以外のユーザを ログインできなくします。

−o
−h
, −p, −r のいずれかひとつが指定された場合、 shutdowninit(8) へシグナルを送る代りに、 halt(8) または reboot(8) を実行します。

−n
−o
オプションが指定されると、ファイルシステムキャッシュのフラッ シュを防ぐために、 −n オプションを halt(8) または reboot(8) に渡 します。本オプションはおそらく使用すべきではありません。

time
shutdown
がシステムを停止させる時間を指定します。 now を指定する と即時にシステムを停止します。また、時間を指定する次の 2 つの書式 があります: +number もしくは yymmddhhmm の形式です。現在のシステ ムの年・月・日の値がデフォルトになっています。 1 つめの書式は number 分経過後をあらわし、2 つめの書式は停止する時刻を直接指定し ます。

warning-message
その他の引数は現在ログイン中のユーザに送る警告メッセージとして扱 われます。


もし ‘’ がオプションとして与えられると、警告メッセージを標準入力 から読み取ります。

システム停止の 10 時間前から、ログイン中の全てのユーザの端末に警告メッ セージが表示されはじめ、終末が近付くにつれ頻繁になってきます。システム停 止の 5 分前、もしくは 5 分以内にシステム停止する場合には、ただちに警告 メッセージをコピーした /var/run/nologin が作られログインが禁止されます。 ユーザがログインしようとした際にこのファイルが存在する場合には、 login(1) はその内容を表示し終了します。このファイルは shutdown が終了する際に削除 されます。

システム停止時には、システムを停止した時間、実行者、理由がシステムログに 記録されます。その後、対応するシグナルが init(8) に送られ、システムを停 止、再起動、シングルユーザ状態のいずれかにします (この動作は上記のオプ ションに依存します)。システムを停止する時間と警告メッセージは /var/run/nologin に置かれます。これをユーザにシステムを再開する時間や、な ぜシステムを停止するかなどを知らせるために使うべきです。

計画されたシャットダウンは、 shutdown プロセスを殺すことにより打ち消せま す (SIGTERM で十分です)。 shutdown が作成した /var/run/nologin ファイル は、自動的に削除されます。

関連ファイル

       /var/run/nologin

login に誰にもログインさせないことを知らせます。

関連項目

kill(1), login(1), wall(1), nologin(5), halt(8), init(8), reboot(8)

以前との互換性

以前との互換性のため、2 つめの書式で時と分をコロン (‘‘:’’) で区切ることが できます。

歴史

shutdown ユーティリティは 4.0BSD から登場しました。

FreeBSD 10.0 December 11, 1998 FreeBSD 10.0

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