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Adobe(旧Micromedia)flashでActionScriptを書いているときに、デバッグ情報を出すためにtrace()を使います。trace()で色々余計なものを吐きまくって、実際にサービスとしてリリースしたときのswfに外に出さなくていい情報や外に出したくない情報を含んだままの場合があります。

スクリプトでtrace()を使うことにより、出力パネル(メニューのウィンドウの出力)にデバッグメッセージを出力することができます。

if (success) {
	trace("success");
}

  • swfの中に入ってることが実装としてよろしくないが、鍵がswfの中に含まれていて、それをデバッグでtrace()で吐き出している。
  • 外に公開していない情報が流出してしまう可能性(普通、公開しないライブラリや関数とかの名前のレベル?)。
  • 色々、デバッグ情報を出してしまっているのがダサイ。
  • 微々たる問題だが、どうでもいいデバッグメッセージが入っていて、サイズが大きくなる。
とりあえず、あんまり外に出したくない情報がActionScriptのtrace()によって出力してしまっていて、別の方法を使えば見ることができるが、より簡単に見られてしまうことがよろしくないよね、というのは、デバッグ情報はそもそもリリース時には必要がない(だろう)ので、消しておきましょう、と。

リリース前にActionScriptの中からtrace()をなくす方法がいくつかあります。
  • sedで置換してしまう
  • perlで置換してしまう
  • なんかのコマンドで置換してしまう
  • Adobe(Macromedia) Flash Professional 8などを使っているなら、パブリッシュの設定で消してしまう。
Adobe(旧Micromedia) Flash Professional 8などを使っているなら、パブリッシュの設定でtrace()アクションを省略させることが可能です。

ファイル >パブリッシュ設定の Flash のタブで「Traceアクションを省略」のチェックを入れて、SWFをパブリッシュすることで、trace()アクションを省略(削除)することができます。

Trace()省略の罠に注意

注意しなければいけないことは、省略(削除)されてしまうtrace()の引数に呼び出さなければならない関数を呼び出していないことを保証しなければなりません。さもないと、呼び出さなければ動かない関数を呼び出さずに、プログラムの挙動が変わって(おかしく)なってしまいます。例えば、下記のようなコードです。

trace("DEBUG: " + get_element(data) );

上記のActionScriptのコードを「Traceアクションを省略」の設定でSWFをパブリッシュした場合、get_element()の呼び出しも省略されてしまいます。このように、trace()の引数に呼び出しが必要な関数をできるだけ書かないことが重要です。

flex builderの場合の注意
Adobeのflex builder 2の場合だとこの「Traceアクションを省略」というオプションがないようです。

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