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FreeBSDのディレクトリ構造(Directory Structure)とLinuxのディレクトリ構造(Directory Structure)を横に並べてみました。

FreeBSD使いはLinuxの、Linux使いはFreeBSDのディレクトリ構造にとまどうことが多々あると思います。FreeBSDな私は、よくLinuxのファイルシステムの中で困惑することがしばしばあります。 Microsoftのwindowsは比較的 C:\Program Filesの中にごちゃっと入るので、案外簡単な気がしますが、Unixはディレクトリ構造のあちこちにファイルを配置するので、時々、なんのパッケージのなんのファイルか解らないことがたまにあります。

下記のページを参考に表にまとめてみました。
http://www.freebsd.org/doc/ja_JP.eucJP//books/handbook/dirstructure.html
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080104_linux_directory_structure/
http://slashmedia.wordpress.com/2007/12/23/linux-directory-structure/

Linux Linux FreeBSD FreeBSD
/ 最も基本のルートディレクトリ。全てのファイル、ディレクトリがこの中に含まれます。 / ファイルシステムのルートディレクトリ
/bin 実行ファイルが入っているディレクトリ。例えば、cat、cp、ls、more、tarなど。 /bin/ シングルユーザ環境とマルチユーザ環境の両方で重要な ユーザユーティリティ
/boot Linuxのカーネルやブートマネージャーなどが含まれる /boot/ オペレーティングシステムの起動時に使われるプログラムと設定ファイル
/boot/defaults/ デフォルトの起動設定ファイル; loader.conf(5) 参照
/dev Linuxで使用するデバイスのファイルが入っているディレクトリ。 /dev/ デバイスノード; intro(4) 参照
/etc ほとんどのシステム設定ファイルが入っているディレクトリ。また、サブディレクトリの/etc/rc.dには初期化スクリプトが入っている。 /etc/ システム設定ファイルとスクリプト
/etc/defaults/ デフォルトのシステム設定ファイル; rc(8) 参照
/etc/mail/ sendmail(8) のようなメール転送エージェントの設定ファイル
/etc/namedb/ named 設定ファイル; named(8) 参照
/etc/periodic/ cron(8) 経由で毎日・毎週・毎月実行されるスクリプト; periodic(8) 参照
/etc/ppp/ ppp 設定ファイル; ppp(8) 参照
/home このディレクトリのサブディレクトリに各ユーザのディレクトリが作られる。
/lib システムを起動するのに必要なドライバモジュールやライブラリファイル用のディレクトリ
/lost+found 全てのディスクパーティションにあるロストファイル用のディレクトリ。
/media CD-ROMやフロッピーディスクなどの外付けメディア用のディレクトリ
/mnt 一時的なファイルシステム用のディレクトリ /mnt/ システム管理者が一時的なマウントポイントとしてよく使う 空のディレクトリ
/opt オプションのソフトパッケージのコピー、インストールファイルが格納されているディレクトリ
/proc バーチャルファイルシステム用の特別なディレクトリ /proc/ プロセスファイルシステム; procfs(5) と mount_procfs(8) 参照
/root rootユーザ用のホームディレクトリ。 /root/ root アカウントのホームディレクトリ
/sbin 管理用バイナリファイル用のディレクトリ。例えば、mount、shutdown、umount、resideなど。 /sbin/ シングルユーザ環境とマルチユーザ環境の両方で重要なシステムプログラムと管理ユーティリティ
/srv HTTP、FTPなどのサービス用のデータが入っているディレクトリ
/sys デバイスの情報が入っているディレクトリ
/stand/ スタンドアロン環境で使われるプログラム
/tmp スクラッチディレクトリとして使われる一時ファイルを格納するディレクトリ /tmp/ 一時的なファイル、mfs(8) メモリファイルシステムであることが多い (普通 /tmp の内容はシステムの再起動で失われる)
/usr X Window Systemなどの多くのブログラムがサブディレクトリに格納されている /usr/ 大部分のユーザユーティリティとアプリケーション
/usr/bin Linuxオペレーティングシステムのコア以外の多くの実行ファイルが入っている /usr/bin/ よく使うユーティリティとプログラミングツールとアプリケーション
/usr/include CやC++などのヘッダーファイルが入っているディレクトリ /usr/include/ C の標準ヘッダファイル
/usr/lib CやC++などのライブラリファイルが入っているディレクトリ /usr/lib/ ライブラリ
/usr/libdata/ いろいろなユーティリティのデータファイル
/usr/libexec/ システムデーモンとシステムユーティリティ (他のプログラムから実行される)
/usr/local /usrディレクトリと似ていてローカルファイルが入っている /usr/local/ ローカルのプログラムやライブラリなど。 FreeBSD ports 構成のデフォルトインストール先としても使われます。 /usr/local 内では、 hier(7) に書かれている /usr のための一般構造が使われます。 例外は man ディレクトリで、 /usr/local/share の下ではなく /usr/local の下に直接置かれ、 ports 関係文書は share/doc/port にあります。
/usr/sbin 管理用コマンドが格納されているディレクトリ /usr/sbin 管理用コマンドが格納されているディレクトリ
/usr/share デフォルト設定ファイル、イメージ、ドキュメントなどの共有ファイルの格納ディレクトリ /usr/share デフォルト設定ファイル、イメージ、ドキュメントなどの共有ファイルの格納ディレクトリ
/usr/obj/ /usr/src ツリーのビルドで作られるアーキテクチャ依存のターゲットツリー
/usr/ports FreeBSD ports 集 (インストールしなくてもよい)。
/usr/sbin/ (ユーザが実行する)システムデーモンとシステムユーティリティ
/usr/share/ アーキテクチャに依存しないファイル
/usr/src Linuxカーネルのソースコードが入っているディレクトリ /usr/src/ BSD のソースファイルまたはローカルのソースファイル、 あるいは両方
/usr/X11R6/ X11R6 のプログラム、ライブラリなど(インストールしなくてもよい)
/var ログ、メール、プリントスプールなどのいろいろなシステムファイルが格納されている /var/ ログ・一時的なファイル・スプールファイルなどいろいろな用途
/var/cache アプリケーションのキャッシュデータ格納ディレクトリ
/var/lib アプリケーションのステータスに関する情報を格納している
/var/lock 二重起動などをチェックするロックファイルが格納されているディレクトリ
/var/log ログファイル格納ディレクトリ /var/log/ いろいろなシステムログファイル
/var/mail ユーザの電子メール格納ディレクトリ /var/mail/ ユーザのメールボックスファイル
/var/opt /optdhディレクトリにあるパッケージのデータが入っているディレクトリ
/var/run 起動してからのシステムデータ格納ディレクトリ /var/run 起動してからのシステムデータ格納ディレクトリ
/var/spool プロセス待機中のデータが入っているディレクトリ。 /var/spool/ プリンタとメールシステムのスプールディレクトリなどなど
/var/tmp システムリブート用の一時ファイルが入っているディレクトリ /var/tmp/ システムが再起動しても消えない一時的なファイル
/var/yp NIS のマップ

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