vim undo branch アウドゥブランチに入門する

優柔不断なプログラマは、プログラムを書いたり、消したり、元に戻したりというのが多いのではないでしょうか。

究極のエディタ vimのバージョン 7 から実装されたundo branch(アンドゥブランチ)という
undo機能の強化されたものがあります。

通常のundoだと

1->2->3

u(undo)で１つ戻って

1->2

別の更新をして

1->2
    ->4

それも気に入らなくて、u(undo)で２つ戻ると

1->2
    ->4

4から2に戻って、2から1の状態に戻ります。

1

つまり3の状態には戻れません。

1<-2(<-3)
    <-4

undoをした結果、枝分かれしてしまった変更は、通常のudno機能では
戻ることができません。

そのために追加された機能がundo branchです。

1行ごとに挿入モードからノーマルモードに戻って、下記の入力をします。
i1C-[o2C-[o3C-[

1
2
3

u(undo)すると3が消えます。

1
2

ここで、4(o4C-[)を入力します。

1
2
4

この時点で :undolist コマンドを使うと変更を表示することができます。
現在４つまでの変更をしてきています。

number changes  time
     3       3  01:18:49
     4       3  4 seconds ago

テキストの変更の状態を行き来するには書きコマンドを使います。

g- すると 4 の変更が消え、3の状態に戻れます。

1
2
3

さらにg-すると3の状態から2の状態に戻ります。

1
2

g+すれば、３の状態へ、さらにg+すれば、４の状態に戻ることができます。

1->2->3
    ->4

:undolist で表示されている number がテキストの状態番号で
:undo N(Nは数値)でそのテキストの状態に戻ることができます。
:undo 1
とかすれば、

1

の状態に戻ります。
:undo 4
にすれば

1
2
4

の状態に移行できます。

:help undo-branches

に詳しいことが書いてあります。

uやC-rではたどれない過去の変更にさかのぼることができるので、より便利なアンドゥ機能を堪能することができます。

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