GeoIP geoiplookupで国を調べる

GeoIPでは、IPアドレスやホスト名から地理情報を取得することが可能です。
GeoIPでは、Cライブラリとコマンドが提供されます。
GeoIPには、IPブロックをキーとし、国をバリュー(値)とした
シンプルなデータベースが含まれています。

http://www.maxmind.com/geoip/

FreeBSDでは、portsからGeoIPがインストールできます。

インストール

cd /usr/ports/net/GeoIP/
sudo make install clean

GeoIPのコマンドの使い方

geoiplookupコマンドでドメインから国を調べてみます。

%geoiplookup www.yahoo.co.jp
GeoIP Country Edition: JP, Japan
%geoiplookup www.yahoo.com
GeoIP Country Edition: US, United States
%geoiplookup www.yahoo.cn
GeoIP Country Edition: AP, Asia/Pacific Region
%geoiplookup www.yahoo.co.uk
GeoIP Country Edition: GB, United Kingdom
%geoiplookup www.google.com
GeoIP Country Edition: US, United States
%geoiplookup www.google.co.jp
GeoIP Country Edition: US, United States

データベースのファイル
/usr/local/share/GeoIP/GeoIP.dat

GeoIPデータベースの更新

MaxMindのサイトからGeoIPのデータベースファイルをダウンロードする
ことが可能です。
有償と無償のバージョンがあります。
２つの違いは、情報の精度や更新の頻度のようです。詳しくは、
サイトを見てください。

GeoLite City
http://www.maxmind.com/app/geolitecity
http://geolite.maxmind.com/download/geoip/database/GeoLiteCity.dat.gz

portsからインストールした場合は、付属の /usr/local/bin/geoipupdate.sh
のスクリプトで GeoIP.dat の更新を行うことが可能です。

GeoIP.dat の更新

sudo /usr/local/bin/geoipupdate.sh

cronで更新するためには、 geoipupdate.sh をそのまま使うことが
できません。gunzip がファイルを上書きするか聞いてしまうので、
gunzip に -f オプションをつけてやる必要があります。
その変更を加えた上で、 /etc/crontab に設定をします。
また、fetchコマンドが進捗を表示するので、 -q で黙らせるのもいいでしょう。 /dev/null にすてるのもアリですが。

0       6       5       *       *       root /usr/local/bin/my_geoipupdate.sh

geoipupdate.sh に変更を加えたバージョン
/usr/local/bin/my_geoipupdate.sh

#!/bin/sh
cd /tmp
fetch -q http://64.246.48.99/download/geoip/database/GeoLiteCountry/GeoIP.dat.gz
gunzip -f GeoIP.dat.gz
mv -f GeoIP.dat /usr/local/share/GeoIP

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