Google 画像の正しい向きを答えさせるCAPTCHA

CAPTCHA(Completely Automated Public Turing Test to Tell Computers and Humans Apart)は、人とロボットを見分けるための技術です。CAPTCHAは、Webサイトのアカウント取得や掲示板等の書き込みなどで利用されており、スパマーなどによる自動アカウント登録を防ぐ認証システムです。

スパマーとWebサイト運営者(防衛者)の戦いは、長年続いています。このCAPTCHAの分野においても熾烈な戦いがこっそりと続いています。OCR(Optical Character Recognition 光学式文字認識)のソフトウェアの進化などにより、色々なサイトのCAPTCHAは次々と破られていっています。その結果、人間でも判別の難しいレベルのCAPTCHAを表示せざる得ない状況になりつつあるようです。

CAPTCHAは、いかに人にわかりやすく、でもロボットにいかに判別できないCAPTCHA画像を提供することが課題です。
Googleは、ランダムに変化する画像を表示し、その上下を判別させるCAPTCHAを開発しました。

実際にどのようなシステムで実現されているのか、わかりませんが、画像データが膨大になりそうな雰囲気です。

スパマーの代わりにCAPTCHA認証を人件費の安い国でやるという事業をやっている会社もあり、インドあたりで1000キャプチャ、数ドルみたいな単価で営業しています。
そういった人海戦術的な手法に対しては、人件費の安そうな国からのアクセスを片っ端からブロックしていくことを考えたほうがよいのかもしれません。

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