VMWareで動かすWidowsで複数コアを使う方法
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このドキュメントの内容は、以下の通りです。
VirtualPCで使っていたWindows XPをVMWare Player用のイメージに変換して利用してました。VMWareの仮想マシンの設定でコア数を2つに設定したのですが、仮想マシンのXPのタスクマネージャでは、プロセスを1つしか使っていないようでした。仮想マシンのXPのデバイスマネージャでは、たしかにプロセッサが2つあることになっていますが、利用されていませんでした。VirtualPC時代は、コア数を特に設定した記憶もないので、たぶん、シングルプロセスで動いていたと思います。調べてみるとOSのインストール時のコア数でWindowsが構成されているようです。だから、後からVMWareのコア数を増やす場合には、手動でXPの設定を変更してあげる必要があります。
手順
シングルコアで動作しているXPをデュアルコア(マルチコア)化する手順を説笑みします。ここでは、「2つ」としてますが、利用しているマシンのコア数と使用したいコア数で適宜変更してください。
ただし、物理コア数よりも多いコア数は設定できません。
- VMWareの仮想マシンの設定でコア数を2つに設定する
- DLLのコピー
- boot.iniの設定変更
- 再起動
- ドライバのインストール(自動)
- 再起動(ドライバのインストールで要求される)
- タスクマネージャでプロセッサが2つあることを確認する
- boot.iniを元に戻す
DLLのコピー
C:\Windows から halaacpi.dll(ACPIユニプロセッサPC) と halmacpi.dll (ACPI マルチプロセッサPC)を探します。
検索を使えば、すぐに見つかります。
この2つのDLLファイルをC:\Windows\system32にコピーします。
boot.iniの編集
boot.ini が Cドライブ直下に見つかりませんでした。
フォルダのオプションの以下の設定をオフにするか、msconfigで設定を編集します。
保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない
追加する行
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS="Microsoft Windows XP Professional (ACPI/APIC)" /noexecute=optin /fastdetect /hal=halaacpi.dll
元のboot.ini
[boot loader] timeout=30 default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS [operating systems] multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS="Microsoft Windows XP Professional" /fastdetect /NoExecute=OptIn
追加後のboot.ini
[boot loader] timeout=30 default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS [operating systems] multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS="Microsoft Windows XP Professional" /fastdetect /NoExecute=OptIn multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS="Microsoft Windows XP Professional (ACPI/APIC)" /noexecute=optin /fastdetect /hal=halaacpi.dll
再起動(1回目)
再起動すると黒い画面でメニューが表示されます。
Microsoft Windows XP Professional
Microsoft Windows XP Professional (ACPI/APIC)
が表示されるので、カーソルキーで2つめの(ACPI/APIC)を選択します。
起動後は、自動的にドライバがインストールされ、再起動を要求されます。
再起動(2回目)
再起動すると黒い画面でメニューが表示されますが、ドライバのインストールが完了しているのでどちらを選んでも問題ありません。
Microsoft Windows XP Professional
Microsoft Windows XP Professional (ACPI/APIC)
タスクマネージャで確認
タスクマネージャを起動してください。
タスクマネージャのパフォーマンスのタブのCPUの使用率のところが2つになっていれば、成功です。
boot.iniの編集
すでに Microsoft Windows XP Professional (ACPI/APIC) は不要になったため、boot.iniから追加した行を削除しましょう。
これで、起動時に毎回選択画面が表示されなくなります。
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