MongoDBの接続にユーザ認証やIPアドレス制限を追加する

このドキュメントの内容は、以下の通りです。

• はじめに
• ユーザの追加
• 認証を有効にする
• 設定で認証を有効にする
• 起動時のパラメータで認証を有効にする
• 接続
• mongo シェルで接続する
• pecl-mongo
• 接続するホストを制限する

はじめに

データベースを使いたいけど、接続時に認証が入らないとイヤな人です。
もっと MongoDB をセキュアに使いたい！という方は、ユーザ認証、IPアドレス制限を有効にするのがオススメです。

ユーザの追加

ユーザ認証を有効にするためには、まずユーザを追加しなければなりません。

ここでは、 root と foo というユーザを追加します。

% mongo
> use admin
switched to db admin
> db.addUser("root", "password");
> use test
switched to db test
> db.addUser("foo", "password");

認証を有効にする

MongoDB の認証を有効にする方法は、２つあります。

• mongodb.conf で有効にする。
• mongod の起動時のパラメータで有効にする。

設定で認証を有効にする

mongodb.conf に auth の設定を加えることで、認証が有効になります。

FreeBSD の場合、 /usr/local/etc/mongodb.conf を設定ファイルとします。

auth=true

起動時のパラメータで認証を有効にする

mongod のパラメータに --auth をつけてもよいです。

mongod --auth ...

接続

mongo シェルで接続する

MongoDB に mongo シェルで接続します。
test は、 DB 名です。mysql コマンドと同じです。

mongo シェル起動時に認証する場合は、以下の通りです。

mongo -u foo -p 'password' test

シェル内で認証する場合は、以下の通りです。

> use test
> db.auth("foo", "password")

pecl-mongo

PHP mongo ドライバーで接続時に認証する場合は、以下の通りです。

<?php
$mongo = new Mongo ("mongodb://foo:password@localhost/test");
?>

接続するホストを制限する

ユーザ認証ではなく、ホストのIPアドレスを限定する方法です。

接続するホストを制限する場合には、設定ファイル mongodb.conf に bind_ip を指定します。
もしくは、 mongod のコマンド行引数に --bind_ip で指定します。

mongodb.conf

bind_ip = 127.0.0.1

mongod --bind_ip 127.0.0.1

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