Jenkins ビルドパイプラインプラグインでジョブの依存関係をステキに表示する

このドキュメントの内容は、以下の通りです。

• はじめに
• Jenkins Build Pipeline
• ダッシュボードに追加する

はじめに

Jenkins で、C言語やC++、PHP、node.js/javascript なプログラム達をビルドし、ユニットテストを走らせ、自動的にパッケージングを行い、テスト環境にデプロイするなどを、複数のジョブとして設定し、走らせていくことができます。
プログラム構築には、依存関係があり、プログラムAをビルドするには、ライブラリBとライブラリCが必要で、ライブラリCには、ライブラリDが必要といった関係を持ちます。
ビルドが終わらなければ、ユニットテストを実行できませんし、パッケージングもできず、デプロイもできません。このように、プログラムのビルドやそれぞれのジョブは、依存関係を持っています。

Jenkins では、ジョブの依存関係を定義することができます。
ビルド・トリガで「他プロジェクトのビルド後にビルド」で「プロジェクト名」を指定します。

ビルドのトリガを使って、関係のあるジョブを並べていき、パイプライン的に処理できます。
たとえば、ビルド、テスト、パッケージングです。
依存関係のあるパッケージが更新されたら、それを利用しているソフトウェアのビルド、テスト、パッケージのジョブ達を走らせたくなるでしょう。


いくつもジョブを作成し、ビルドのパイプラインを作れます。
しかしながら、Jenkinsの画面をみても、ジョブの依存関係がよくわかりません。

Jenkins Build Pipeline

ジョブの前後関係を見たい場合には、JenkinsのBuild Pipeline Plugin
を利用すれば、簡単に図にできます。

プラグインのインストールは、Jenkins の管理UIから簡単にできます。

Jenkins
Build Pipeline Plugin

This plugin provides build pipeline functionality to Hudson and
Jenkins. This allows a chain of jobs to be visualised in a new view.
Manual jobs in the pipeline can be triggered by a user with the
appropriate permissions manually confirming.

Jenkins にプラグインをインストールする方法については、以下を参考にしてください。
[2013-03-09-1] Jenkins に Git プラグインをインストールする

ダッシュボードに追加する

Jenkins の Build Pipeline の図を表示するためには、下記の設定が必要です。

ダッシュボードの「+」ボタンを押します。
Build Pipeline View を選択し、ビュー名を入力して、「OK」を押します。

これだけで、ジョブの依存関係が良い感じに図になります。
どこで、ビルドが失敗しているかも一目瞭然です。

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