Perl base64エンコードする方法
スポンサーリンク
このドキュメントの内容は、以下の通りです。
はじめに
Base64エンコードは、インターネットで、よく使われているエンコードの1つです。Base64なしに、我々人類の生活は成り立たないといっても過言ではありません。おそらく、毎秒ごとに、ものすごい数のbase64エンコードとbase64エンコードがこの地球上で行われています。
さまざまなプログラムで Base64 を利用するためのライブラリ・モジュールが実装されています。間違いなく、毎日、base64が使われるプログラムが書かれていることでしょう。また、Unixのコマンドにも base64 は openssl base64 といったコマンドが提供されています。間違いなく、それらのコマンドも毎日実行されています。
P言語の1つである Pel では、Base64エンコードするには、MIME::Base64を利用します。
Base64とは
Base64は、データを64種類の印字可能な英数字のみを用いて、それ以外の文字を扱うことの出来ない通信環境にてマルチバイト文字やバイナリデータを扱うためのエンコード方式である。MIMEによって規定されていて、7ビットのデータしか扱うことの出来ない電子メールにて広く利用されています。具体的には、A-Z, a-z, 0-9 までの62文字と、記号2つ (+ , /) 、さらにパディング(余った部分を詰める)のための記号として = が用いられます。この変換によって、データ量は4/3になる。また、MIMEの基準では76文字ごとに改行コードが入るため、この分の2バイトを計算に入れるとデータ量は約138%となります。
サンプルコード
以下にPerlのサンプルコードを示します。#!/usr/local/bin/perl -w use strict; use MIME::Base64; sub encode{ my ($data) = @_; my $encoded = encode_base64 $data; print "source data $data\n"; print "encoded data $encoded"; print "\n"; }
試しに実行してみる
以下のプログラムでは、aを1文字から、10文字まで増やしていって、どのようにデータが変わるかを見てみます。
#!/usr/local/bin/perl -w use strict; use MIME::Base64; sub encode{ my ($data) = @_; my $encoded = encode_base64 $data; print "source data $data\n"; print "encoded data $encoded"; print "\n"; } my $data = "a"; foreach my $i (1..10) { encode "a" x $i; }
実行結果は、以下の通りです。
source data a encoded data YQ== source data aa encoded data YWE= source data aaa encoded data YWFh source data aaaa encoded data YWFhYQ== source data aaaaa encoded data YWFhYWE= source data aaaaaa encoded data YWFhYWFh source data aaaaaaa encoded data YWFhYWFhYQ== source data aaaaaaaa encoded data YWFhYWFhYWE= source data aaaaaaaaa encoded data YWFhYWFhYWFh source data aaaaaaaaaa encoded data YWFhYWFhYWFhYQ==
以上の用に、元のデータに対して、エンコードされたデータは、文字列の長さが長くなっていることがわかります。つまり、元のデータサイズから、増えたということが解ります。また、できあがったデータによって、パディングの=(イコール)の数が異なることもご理解いただけたと思います。
ワンライナーで行う方法
perlでワンライナーでbase64エンコードする方法もあります。encode_base64は、デフォルトでは、76文字で改行されてしまうので、第2引数で空文字列を渡します。
perl -MMIME::Base64 -ne 'print encode_base64($_,"")' < sp500.png
もし、76文字で改行されてよいのであれば、第2引数は不要です。
perl -MMIME::Base64 -ne 'print encode_base64($_)' < sp500.png
パディングについて
パディングを削除してもデコードできるかについては、 [2010-10-04-1] で実験します。参照しているページ (サイト内): [2010-10-04-1]
スポンサーリンク
スポンサーリンク
いつもシェア、ありがとうございます!
もっと情報を探しませんか?
関連記事
最近の記事
- パナソニック ジェットウォッシャードルツ EW-DJ61-Wのホースの修理
- LinuxセキュリティモジュールIntegrity Policy Enforcement
- アマゾンのEcho Show 5を買ったのでレビューします
- アマゾンのサイバーマンデーはAlexa Echo Show 5が安い
- Android スマートフォン OnePlus 7T と OnePlus 7の違い
- Android スマートフォン OnePlus 7 をAndroid10にアップデートしてみた
- クレジットカードのバーチャルカードの比較のまとめ
- 活動量計 Xiaomi Mi Band 4を買ってみたのでレビュー
- Android スマートフォン OnePlus 7 のレビュー
- AliExpressでスマートフォンを買い物してみた
- パソコンのホコリ対策 レンジフードフィルターと養生テープ
- 80PLUS GOLDのPC電源ユニットAntec NeoEco 750 Goldのレビュー
- イギリスの付加価値税 VAT は払い戻しを受けられる
- イギリスのロンドンでスーツケースなど荷物を預けられる場所は
- イギリスのロンドンで地下鉄やバスに乗るならオイスターカードを使おう
- イギリスのヒースロー空港からロンドン市内への行き方
- 航空便でほかの航空会社に乗り継ぎがある場合のオンラインチェックイン
- SFC会員がANA便ではなくベトナム航空のコードシェアを試して解ったこと
- ベトナムの入国審査でeチケットの掲示が必要だった話
- シアトルの交通ICカードはオルカカード(Orca)です
人気のページ
- Windows7 IME 辞書ツールで単語の登録に失敗しました
- C言語 popen()でコマンドを実行して出力を読み込む
- Windows7で休止状態にする方法
- CentOS MySQLの起動、停止、再起動
- loggerコマンドでsyslogにエラーを出力する方法
- パソコンパーツの買取をしてくれる店のまとめ
- Java Mapの使い方 get(),put(),remove(),size(),clear()
- 楽天のRポイントカードを作ってみた
- iPhone 5 から iPhone 6 に乗り換えたのでレビュー
- netstatコマンドのステータスの意味
スポンサーリンク
過去ログ
2020 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 122019 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2018 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2017 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2016 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2015 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2014 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2013 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2012 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2011 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2010 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2009 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2008 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2007 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2006 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2005 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2004 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2003 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12