分散バージョン管理ツール Mercurial

このドキュメントの内容は、以下の通りです。

• mercurialをインストール
• リポジトリの作成
• ステータスの確認
• ファイルの追加
• 差分を確認する
• 履歴を確認する
• ファイル名の変更
• HTTPサーバを起動する
• リポジトリの削除
• ヘルプ

バージョン管理ツールと言えば、CVS、SubVersion、git などを連想しますが、
分散バージョン管理ツール MercurialをFreeBSDにインストールしてみました。

mercurialをインストール

cd /usr/ports/devel/mercurial
sudo make clean

/usr/local/share/mercurial/www にCGI用のファイルが置かれます。

リポジトリの作成

最初のテスト用のディレクトリとファイルを作成します。

mkdir hgtest
cd hgtest
vi main.c func.c

mercurialは、 hg コマンドで操作します。
コマンドは、cvsやsvnとよく似ています。

initコマンドでリポジトリを作成します。

hg init

カレントディレクトリに .hg というディレクトリが作成されます。
CVSでいう、CVSディレクトリ、SubVersionでいう.svnです。

ステータスの確認

statコマンドでステータスを確認できます。

hg stat

実行例

hg stat
? func.c
? main.c

ファイルの追加

addコマンドでファイルを追加します。

hg add *.c

commitでリポジトリへ反映します。

hg commit -m '* initial commit'

差分を確認する

diffコマンドで差分を確認することができます。

hg diff

履歴を確認する

logコマンドで履歴を確認できます。

hg log

ファイル名の変更

renameコマンドでファイル名を変更することができます。

hg rename func.c func2.c

HTTPサーバを起動する

serveコマンドで HTTP サーバを起動することができます。
デフォルトのポートは、 8000 です。

hg serve

ポートを変更するには、--portオプションを指定します。

hg serve --port 18000

リポジトリの削除

リポジトリの削除には、 .hg ディレクトリを削除します。

rm -rf .hg

ヘルプ

ヘルプの見方。

hg help

manのマニュアル。

man hg

---