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このドキュメントの内容は、以下の通りです。

はじめに


2014年に SSD を Crusial の CT256MX100SSD1 256GB に買い換えました。 そのことは、[2014-09-19-1] の記事に書いています。それから1年以上が経過しました。特に問題なく動いていますし、残り容量もそんなに減らずにいました。

SSD の空き容量をあまり減らしたくなったこともあり、 仮想イメージがまだ HDD に乗せたままでした。HDD は、SSD に比べれば、圧倒的に遅いです。VMWare で動かしている FreeBSD の動きにかなり不満を感じていました。動作にちょっとした引っ掛かりがありました。コマンドの履歴を検索するときや、tmux をアタッチするときなど、いくつかのシーンで引っかかっているように見えました。

MX100の256GBより500GBのほうがライトがずっと速いのはわかっていたのですが、コストで256GBを買ったのが前回でした。もちろんその前に利用していたのが128GB程度のモデルで、空き容量が不足し、パフォーマンスが非常に悪くなっていたのが買い替えの最大の理由です。

1年足らずで500GBに乗り換えてしまったことを考えると、はじめから500GBを買っておけばよかった、という感じでした。仮想イメージが 1 つだけなら買い替えなくても良いかと思うところもありましたが、空き容量が100GBを切ると寿命が心配でした。なお仮想イメージは、FreeBSD だけではなく、Ubuntu, CentOS, Kali Linux など、複数のイメージを飼っている都合もあり、容量を増やす必要がありました。なぜ、いろいろ飼っているのかというと、セキュリティやテクノロジーをいろいろ試すために、いろいろな環境を持たないといけなくなってしまった、ということでした。

ほかのパソコンの SSD のサイズがあまり大きくなく、随分、長いこと使っているので、壊れてしまうと困るという不安もありました。

というわけで、仮想イメージを SSD に載せることや、ほかのパソコンの SSD を交換する、といった動機で新しい SSD を購入することにしました。


なお、Crucial MX200 500GB を購入した時期は、2015年の12月の頭です。1ヶ月半ぐらい使用しました。

どのSSDを買うのか


前回(2014年9月) に 256GB を購入しています。容量を増やすことが目的であるため、500GB 以上が前提となります。

価格のことを考慮すると 1TB などに手をだす、ということはありませんでした。
パフォーマンス的には、 /pc/Intel SSD 750 が魅力的なのですが、400GB のモデルでもかなり高価であるため、対象から外れてしまいました。もし、予算が許すのであれば、超高速の Intel SSD 750は非常にお勧めです。なにせ、400GBモデルだと リードが 2200MB/s です。ライトも 900MB/s とバケモノです。接続は PCI Express になります。



結局のところ、コスパで選ぶことになり、 500GB モデルだとだいたい2万円前後の価格帯になってきます。

SanDisk SSD の 480GB のモデルが比較的安価であったため、視野に入っていましたが、 TLC ということで、除外してしまいました。ただし、私の利用においては、TLC モデルでも問題ないように思われます。リード 550MB/s ライト 500MB/s であるため、パフォーマンス的には、十分だと思います。コスパで言えば、非常に良いと思います。


BX200 が2015年にリリースされていたのですが、TLC ということでまた、対象から外れてしまいました。コスパ的には、これも良いと思います。MX200は500GBですが、BX200は、480GBになります。ちょっと容量が少なくなります。20GBなので、ほんのちょっとの差です。エントリーモデルとしては良いでしょう。


今回は、値段がそこそこで、速いモデル、ということで選びました。 CT500MX200SSD1 は、リードが 555GB/s, ライトが 500MB/s で、 MLC モデルです。


今回の基準は以下の通りです。
  • 500GB
  • SATA
  • MLC
  • 2万円程度で購入できる

SSD選びのポイント


簡単に書くと、こういうことになります。
  • コスパだけで選ぶなら TLC モデル(低価格帯)
  • パフォーマンスだけを追求するなら PCI Express のモデル(高価格帯)
  • 値段と寿命、スピードなど、すべてを加味するなら MLC(中間の価格帯)

Crucial CT500MX200SSD1 にはAcronis True Imageがついてくる


CrucialのCT500MX200SSD1には、OEM版ではありますが、Acronis True Image HD 2014というソフトウェアが付属してます。パッケージには、入っていませんが、別途ダウンロードして入手できます。今までも True Image を使用して、HDDのクローンをやって、システムドライブを移行したことがあります。何度もやっているので実績があるので、非常に安心です。

SSDの交換前の準備


  • 新しい SSD をとりつけます
  • Acronis True Image HD 2014 をダウンロードします
    • アカウント登録が必要です
    • 利用するためのキーを発行してもらう必要があります
  • 古い Acronis True Image(をインストールしているなら)を削除します
  • Windows を再起動します
  • Acronis True Image HD 2014 をインストールする

SSDのクローンから交換まで


新しいSSDに古いSSDのデータをクローンします。

  • Windows を起動します
  • Acronis True Image HD を起動します
    • 古いSSDをソースに選択し、新しいSSDをコピー先に設定します
  • Acronis True Image HD にしたがって、再起動します
  • 自動的にコピーがはじまります。
    • チェックを外しておくと、終了後に自動的に再起動します
  • 電源を切ります(True Imageがshutdownしてくれます)
  • 古いSSDを外します
クローンの時間は、環境によってかわると思いますが、256GBから500GBへのコピーの場合、10分程度でコピーが終わりました。起動から終了まで15分程度で終わっていると思います。実行してから、別の部屋でほかの用事をして帰ってきたら、もう終わってた、みたいな感じでした。

レビュー


250GBのSSDから500GBのSSDにクローンする前に、CT500MX200SSD1 の ベンチマークをしたのですが、リードが 500MB/s も出なくて、なんだこれ、違う商品なのか?と思ってしまいました。リードが 397 MB/s しか出てないし、ライトも 172.9 でした。

ただ、システムドライブのSSDのつながっている SATA に接続すれば、スピードが出るのではないかと思い、スピードが遅かったことを無視して、クローンしました。クローン後に、前のSSDを外し、新しいSSDを前のSSDと同じ SATA のところに接続しなおしました。

改めて、ベンチマークをしたところ、一般的に言われている数字が出たので、安心しました。
CT500MX200SSD1 を システムドライブとして接続し、Windows 7 を起動しています。
ディスクの 31% (142/466GiB)を使用した状態です。テストは 1GiB です。CrystalDiskMark 5.0.3 x64 を使用しています。

Read MB/s Write MB/s
Seq Q32T1 558.7 513.6
4k Q32T1 367.2 321.6
Seq 502.3 482.8
4K 28.62 77.28

256GB のモデルと比べて、ライトが 321.2MB/s から 513.6 MB/s に伸びているところが特に満足できるポイントでした。

VMWareで利用している 仮想イメージを HDD から SSD に移しました。やはり、起動のスピードが上がりました。シェルの履歴を検索するときの引っ掛かりや tmux のアタッチなど、今まで気になっていたところが解消され、満足できました。

比較的世代の近い SSD から SSD の交換だと スピードの差を体感するのは難しいですが、HDD から SSD に移したので、その恩恵を体感することができました。



なお、以前使っていた CT256MX100SSD1 は、6000円ぐらいで買取してもらえるらしいので、売って乗り換える、というのもありではないでしょうか。1.2万円ぐらいで購入したので、半額ぐらいですね。

そんなわけで、500GB の SSD がお勧めですw

参考



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